2020年06月16日

実務を始めてから仕事の難しさにぶつかる看護師

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コロナウイルス感染者の治療対策を出すまでもなく、高齢化社会で医療機関、介護施設の世話になる人が増えているので医師などが働きづめになっています。更に、高齢化社会ではがんなどの重篤患者の増える傾向があるので病人の家族も含めて不安や悩みに寄り添う医師などが益々必要になると見込まれています。

このため、今後も医師などの不足状態が続きそうですが、人命を預かる職業ですから簡単に増やせないわけです。看護師の国家試験受験資格は4年制大学の医学部または3年制短大や専門学校の看護系学科などを卒業すれば得られます。

しかも、試験には過年度に出題された問題が毎年繰り返して出題されるし、合否の判定ラインが事前に示されるので受験勉強しやすい国家試験になっています。毎年、6万人前後の受験者がこの試験を受験し、新卒の合格率が90%前後に達する実績なので他人には易しい国家試験と見えてしまうかもしれません。

しかしながら、これからの医療、介護の分野で看護師に要求される能力は医療技術の進歩が進む中で医療機器を使いこなすこと及び患者などの気持ちを汲んで治療にあたる能力です。いわば、コミュニケーション能力といえるでしょう。

従って、この能力は患者との信頼関係がベースになるので国家試験で判定されるものでなく、キャリアを積みながら磨いていく能力です。看護師は国家試験に合格して医療機関に職を得てから実務の難しさを克服していく難題にぶつかるはずです。

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