2021年05月29日

在宅看護する患者の増加で役割の大きい訪問看護師

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高齢者の増える社会では病気で看護を受ける高齢者の増加は避けられないようです。また、高齢になるにつれて寝たきりのまま病気の療養に長い年月を要する患者も増えているようです。更に今後、国内では病気を患い、入院生活で経過観察を受けながら療養生活を続ける高齢者が急増すると見込まれています。

医療機関では療養者用の入院ベッドを増床しても益々不足する状況を一気に改善する見通しが立たない事態が明らかになりました。そこで、入院ベッド床をこれ以上に増やすのでなく、こうした患者には在宅看護しながら経過観察してもらう治療方針の変更が行われました。

地域ごとに医療機関や訪問看護ステーションに所属する看護師が多くの在宅看護中の患者を効率的に訪問して経過を観察し、必要な医療処置やリハビリを行っています。但し、訪問看護師は医師のいない場面でも自ら判断して看護する必要性が高いため病院勤務の時と異なるスキルが必要になります。

また、患者家族には患者の入院している時以上に負担がかかっているはずなので、訪問看護師にはこうした患者家族とのコミュニケーションや相談支援も大切な役割です。特に、最近は高齢夫婦だけの世帯が増えているので、在宅看護生活によって患者家族が疲れて共倒れにならないよう、患者家族も含めた経過観察にも配慮する必要があるようです。

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